スプレッドとは隠れたFXのコスト
近年、投資としてのFXの幅広い浸透とそれに伴うFX業者間の競争激化から、取引手数料を無料とするFX業者が一般的となりました。では、『取引手数料が無料なら、どこのFX業者を選んでも取引にかかるコストは変わらないのか?』というと、そうではありません。FXを取引する上でもう一つ発生するコストが冒頭に出てきたスプレッドです。スプレッドとは売値(bid)買値(ask)の差を指します。
たとえば、下図はサイバーエージェントFXのプライスボードですが、このとき、ユーロ/円を1万通貨(1万ユーロ)買い、その直後に売ったとします。このとき、買値が134.25円、売値が134.23円ですので、1ユーロあたり0.02円の損失が出るわけです。取引量が1万ユーロですので、買った直後に売ったら、0.02×10,000=200円の損ということですね。

サイバーエージェントFXは業界内ではスプレッドが狭い会社ですが、一般的なネット証券やFX業者だとユーロ/円のスプレッドが4〜5銭というのが当たり前。スプレッドは業者によって異なり、私たち投資家にとっては隠れたコストを意味します。
このため、いくら取引手数料が無料だとしても、より有利なFX取引をしたいなら、スプレッドにも着目してFX業者を比較しなければいけません。
選ぶべき会社は、もちろんスプレッドが広い会社ではなく、狭いスプレッドを提示してくれる会社です。
取引を主にする通貨ペアのスプレッドをチェック
さて、スプレッドの重要性が認識されてきた昨今、米ドル/円のスプレッドを狭くするFX業者が増えてきました。
ついちょっと前まではドル/円のスプレッドというと4〜5pips(銭)が常識的でしたが、現在では1〜2銭という数値が一般化してきました。これは、米ドル/円が取引量の多い通貨ペアであるが故に成せるのですが、同時に顧客を呼び込むための見せ玉でもあります。FX業者の比較サイトでは、スプレッドの欄を○○銭〜とか○○pips〜とか表記していますが、最小スプレッドの数値が狭いほどサイト訪問者にとっては魅力的に見えます。FX業者は少しでも顧客を獲得したいわけですから、米/ドル円の通貨ペアを看板商品に仕立てて低スプレッドを実現させちゃうんですね。
でも、間違えてはいけないのは、『FXでトレードをするのは米ドル/円だけじゃないのでは?』ということです。
たしかに米ドル/円は取引量が多い通貨ペアですが、方向感に欠けるときはユーロ/円やユーロ/米ドル、ポンド/円なんかの方がFXでは面白みがあります。スワップ派に人気の豪ドル円なんかも日本では短期トレードで売買する投資家が増えつつあります。
ということは、FX業者を選ぶ際には単に米ドル/円のスプレッドだけじゃなく、自分自身が主に取引をする通貨ペアのスプレッドをチェックすることが大切であるということです。
このサイトでは、各通貨ペアごとにスプレッドの狭いFX業者をピックアップし、各社のFX口座の特徴を紹介していきます。ぜひ、あなた自身にとって少しでも有利なFX業者を見つけてください。
- FXトレーディングシステムズ
- FX ZERO
- EMCOM証券
- EMCOM TRADE
- MJ
- 外為オンライン
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